前回の雑談、「DLC事前情報を見て気になったこと」の続き。吊るされた男のタロットにおける立ち位置についての話。
級長三人の中でディミトリがひとりぼっちになるから、という理由で今まであまり使ってこなかった考え方があります。「ペアタロット」という共通点を持つ2枚のカードをペアとして扱う考え方です。
月(クロード)の項目で女教皇(エーデルガルト)と月について、「月と女教皇意味似てるけど細かいところは違うよ」って話をしたときにちょっと使ってはいますが。
これは「運命の輪」と「世界」、あと残り20枚については数字を足して20になるカードを「ペア」として扱うものです。

こんな感じで、11組のタロットのペアが出来上がります。
これを風花雪月の紋章対応と比較します。すると結構いろんな発見がありまして…

「女教皇(エーデルガルト)」と「月(クロード)」の級長ペア、「戦車(イングリット)」と「死神(シルヴァン)」の幼馴染ペア(赤緑ペアって言った方がいいかな)、「隠者(ローレンツ)」と「正義(フェルディナント)」の貴族ペア、「恋人(リンハルト)」と「節制(ハンネマン)」の紋章学者ペアなどなど。相方の大アルカナ…もとい紋章が未登場で話せないキャラもいますが。
ディミトリは主要キャラでありながら、ペアタロットでは話せないキャラの一員でした。エーデルガルトとクロードが対でありながら、ディミトリだけ相手が登場していない「吊るされた男」で対になるキャラがいなかったんです。
ここに、第四の学級で「吊るされた男(ユーリス)」が発表された。
「女教皇」と「月」は直観と真実を共通の意味として持つが、女教皇は白黒はっきりつけたがるのに対し月はぼんやりしている様子、というペア。ここで作中の描写を見てみると、ともに直観をもとに動いている様子が見られ、ともに何らかの形でベレスの真実の話をしている(真実の話は銀雪にも出てくるが、レアも「女教皇」なのでここの組)。
では、「力」と「吊るされた男」のペアはどうなのか?
共通しているのは絵柄の人間が危機的な状態にあること。「力」は獅子、「吊るされた男」は逆さ吊り。
違いは危機的状態にあるとき、動くかその場にとどまるか。
「力」、もといディミトリは復讐に動く。一方の「吊るされた男」は動かずに耐えている。
管理人としてはさんざん作中で似ていると言われていたエーデルガルトとクロードのように、ユーリスがディミトリと対になっているのかどうかが非常に気になります。公式スクショにしれっとディミトリがいることも相まって。
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ペアタロットについては、DLCのシナリオなどざっくり確認してから解説したいと思っています。未登場紋章が吊るされた男以外にも出ることはほぼ確定なので、そのあたりを見てから誰とペアになるのかを考えたい。
力(ディミトリ)と同じく相方未登場の悪魔(マリアンヌ)、女帝(アネット)については何かありそうな気がしないでもない。シナリオに出てこない可能性もあるけど。魔術師と太陽は魔術師が特殊な立ち位置なので何とも言えない。