FE風花雪月ストーリー小ネタ―ディミトリ、理性と対話の王

当ブログの風花雪月カテゴリーはプレイ済みに向けて書いています。
結果、ほぼすべての記事においてネタバレを含んでおります。
未クリアの方はご注意ください。

小アルカナからストーリーを見てみようシリーズの蒼月編。

察しがつくと思いますが結構暗い話ですよこのスートは。ちょっと無理やりな部分もありますが、ソードのエース、ソードの9あたりはわりと原作描写そのままの解釈を取ることができます。

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当記事で紹介している小アルカナの話は公式資料から読み取れる「大アルカナは紋章」をもとにした管理人の独自理論であり、公式で発表されたものではありません。
こんなのもあるよ程度でお願いします。

小アルカナとは何かについての説明はこちらで行っております。

ソードのペイジ

希望を持ち、鍛錬を続ける。そんな王子。

先に言っておきますが、ソードは結構暗い絵が多いです(特に後半の絵は暗いものばかり)。管理人の主観ですがソードのペイジは小アルカナの4つのスートの中で一番過酷な旅をしています。

ソードのエース ソードの旅の始まり~少し短い一本の剣~

空に浮かぶ巨大な短剣とそれを握る手。

剣には王冠と植物(オリーブとヤシ)がついている。植物は過去と未来を表している。

このことから、この剣は「今が厳しくても明るい未来がある」という意味があると考えることができる。

他の剣の絵と比べるとエースの剣だけ短いので「短剣」と表記しました。

エーデルガルトに渡した短剣はソードのエースであると考えることもできます。この短剣に込められた思いはソードのエースの解釈そのもの。

エースは各スートの表すものをもっとも純粋な形で表現したカードであるとされ、ペイジの物語の始まりを表すカードでもあります。

エーデルガルト(ワンドのペイジ)に始まりエーデルガルト(ワンドのクイーン)に終わるのがソードの物語、と考えても面白いかもしれません。

ソードの3 心に突き刺さる三本の剣

雨の降る中赤いハートに突き刺さる三本の剣。

正義のために戦った主人公は大切なものを失い、希望を失いかける。心身共に深い傷を負い、しばらくの間立ち直ることができない。

初見の人が怖いと言うことが多いカード。タロットデッキにもよりますが、マイルドな絵柄になっているものもあればもっとショッキングな絵柄になっているものも…。

このカードは(風花雪月においては)ディミトリがダスカーの悲劇で死にかけて、それをずっと引きずっていることに対応します。

ソードの4 主人公は棺桶の絵

命からがら逃げてきた主人公。ソードの3で傷を負った主人公は、立ち直るまでの時間を要する。

ここでの主人公はあくまでも「棺桶の絵」。棺桶の中の人が目覚める危険性も残っている。

ワンドの4(エーデルガルト)と同じく士官学校時代は休んでいる状態。ただ、向こうが明るめ(道のために準備を進めている)なのに対しこちらはかなり暗めです。

ソードの3での傷が癒えきっておらず、引きずりながら傷が癒えるのを待っている感じ。この休息はどうやらストレスから解放されたいがためのようです。

棺桶の中に閉じこもったままだったら、さぞ幸せだっただろうな…。

(余談ですが、管理人は個人用メモでは明るいディミトリを「棺桶の絵」、暗いディミトリを「棺桶の中の人」と呼んでいます。というのも、次に出てくるソードの5の意味が…。)

ソードの5 棺桶は目覚める

正々堂々戦うことではなく剣を集めることに執着する主人公。

理想を言っても意味はない。主人公はなりふり構わぬ態度をとるようになったようだ。

どうやら主人公に周囲を見る余裕はないようです。

このカードで注目したいのは絵そのもの…というよりは意味のほう。

目的のためであれば手段を選ばない攻撃的な人物、態度が一変するといった意味を持ちます。

また、知り合いとのわだかまりや親しい人が離れていくといった意味を持つことも…。

諸説ありますが、ソードの4の棺桶の中の人がソードの5の主人公だ、とする説がありまして。そう考えると棺桶のフタ(にある絵)だけ見せて棺桶の中身を見せていなかった、と考えることもできます。

※「おまけ2・紅花と眼帯」に補足あり

ソードの6 追い出されて落ち延びる

剣が6本乗った船に乗る主人公。明るい旅立ちではなく、追い出されて落ち延びるイメージ。

しかし、船の行き先は船頭に任されていて、どこに行くかはわからない。

紅花以外の5年の空白に当たります。

紅花はここに到達していない可能性が考えられます。というのも、落ち延びてはいないから。

ソードのキング(逆位置) 暴虐の王

本来逆位置は正位置と照らし合わせてみるもの、つまり正位置あってこその逆位置ですが、ここは逆位置から紹介させてください(ちゃんとあとで正位置も出てきますから…)。

残忍、我欲にかられるといった意味を持つ。

暴君的態度の目立つ王である。

ひとことでまとめるなら、逆位置のキングは力の扱い方を間違えている状態。大アルカナ・力の逆位置の「獅子の暴走」に通じるものがあります。

このカードが逆位置で実際の占いに出たとき、伝えていることは「もう一度最初の考えを思い出せ」。

これは、実はベレスの選択肢にほぼ同じ文言があります。

蒼月序盤のこれ。

ソードの7 落ち延びた先、ちぐはぐ

訓練していると思わしき場所から剣を盗む主人公。

頭と体の向きがそろっていないことから、「ちぐはぐ」という意味を持つ。

落ち延びた主人公に魔が差す状態を示すカード。

主人公はどうやら目先のことでいっぱいになっている模様。

風花雪月に対応させるとして、これをどこにどう対応させるか…悩ましいものがあります。ただ、「ちぐはぐ」については一応作中で出てきてはいたりしまして…

もしかするとちぐはぐなのは青獅子学級の人全員が、なのかもしれない。

ソードの8 目隠し、絶体絶命

目隠しされ、縛り付けられた主人公。その様子はどこかぼろぼろ。

周りには8本の剣が立ち、四面楚歌の様子を示している。

主人公がつけている(いや、つけさせられている?)目隠しについては「視界を閉ざされている」といった解釈をすることが多いよう。

意味のほうですが、「孤立」「心を閉ざす」といったものがあります。(これは、第二部のディミトリの状態に当たる。)

この主人公が解放される鍵は「すべて受け入れること」。主人公はもう引き返せないのだから。

※「おまけ・悪魔による試練」に補足あり

ソードの9 悩み続ける

ベッドから頭を上げ、顔を覆う主人公が見ていたのは悪夢だろうか。

真っ黒な背景と壁にかかる9本の剣から、主人公に希望が見えていないことがわかる。

過去しか見えない中で、主人公は悩み続ける。

主人公は仲間を失い、なぜ自分だけ生き残ったのかと悪夢に悩み続けています。この主人公は過去ばかりを見つめ、未来が見えていないようです。

(余談ですが、このなぜ生き残ったのかのくだりについてはタロットのソードの9の説明に実際に登場する文言でもあります。)

意味のほうですが、自分を傷つけたと思っている人を恨み続けるという意味もあるようです。

※「おまけ・悪魔による試練」に補足あり

ソードの10 心の闇を刺す

主人公に突き刺さる10本の剣。背景はソードの9と違い真っ暗ではなく夜明けが描かれている。

主人公に突き刺さっているように見えるが、実は刺しているのは主人公の心の闇である。

主人公は強い自責の念に駆られている。

ただでさえ残酷な絵が多いソードの中でおそらくもっとも残酷な絵。

解説書によって意味の取り方が異なるカードでして、(少なくともソードの9よりは)明るい解釈をすることができるカードでもあります。最近のものだと主人公そのものを刺しているわけではないことに注目して明るい解釈をしていることが多い気が。

…何はともあれソードの旅の終着点はここ、「自分の心の闇を刺す」こと。

ハッピーエンドと呼んでいいのかはわかりませんが、主人公はひとまわり成長した、ということは確かなようです。

ソードのキング 理性の王

理想を掲げる王。

強く自分を律している。

力の扱い方を知っている王は、みだりに振るうことがないようにコントロールしようとしているよう。

このカードの意味として、「理想を話す」「わかりあえるまで話し合いをしようとする」などといったものがあったり。

風花雪月に対応させるのであれば、ソードの10の次段階…といったところ。ソードが司る「理性」と「対話」を会得したのちに世界をよりよくしようとしている段階(争いを放棄しようとしている、とする解釈もあり)。エーデルガルトと話し合いをしようとした(というかした、わかりあえなかったが)のはソードがコミュニケーションを司るスートだからかもしれない。

おまけ・悪魔による試練

(※ここでの悪魔は大アルカナ・悪魔のことで、「心の中にいる闇」の意味で使っています。文字通りの意味ではありません。)

大アルカナ・力の向きを変えたのも、ソードの4の棺桶の蓋をあけたのも、「悪魔」の試練。もしかすると、コートカード・ソードのキングの逆位置も悪魔によるものかもしれない。

ディミトリは白雲の後半から徐々に悪魔に屈していく。蒼月の中盤で悪魔を打ち倒し、成長する(ソードの10)。蒼月以外では「悪魔による試練」を超えられていないのではないだろうか。

流れがほぼ同じだった気がする翠風と銀雪ですが、ディミトリのソードの旅においては終着点が違います。

翠風:ソードの8まで

(まわりを敵に囲まれた状態で旅は終わる)

銀雪:ソードの9まで

(過去しか見えない中で悩み続けている)

紅花の終着点については後述。

おまけ2・紅花と眼帯

紅花についてはソードの5、6あたりで止まっている気がしないでもない、の補足。

白雲のときに第二部のモデルを選択すると、眼帯(以下ソードの8の絵柄を考慮し目隠しと表記)をつけていません。

(DLC衣装についても同様。第一部のときに第二部のモデルを選択すると目隠しがない。)

ソードの主人公が目隠しをするのは8のとき。黒い目隠しはソードの旅が進んだ結果によるものと考えると、紅花でだけ目隠しをしていないのも納得がいきます。

(知っている人が多いと思いますが、一応紅花で眼帯をしていない証拠を上げておきます。)

なんせ、旅が8まで進んでいないから。5で止まっているから(落ち延びていないため6に進むことはない)。

…さすがにソードの8みたいに両目目隠しだと歩けないから片目なのかもしれない。

紅花におけるソードの旅路が5で止まっている証拠として、ヒューベルトのこのセリフがあります。

これはソードの5の「なりふり構わぬ態度をとるようになった」「目的のためであれば手段を選ばない」に該当。

過去の経験からやり方を変えようとしたものの、自分が欲しいもの(ここでは言うまでもなくエーデルガルトの首である)は手に入らない。エーデルガルトを倒すためには、味方の犠牲はつきものと考えているのかもしれない。しかし、どこか利己的なディミトリ(とレア)からは人が離れていく。紅花のディミトリにまわりを見る余裕はないのかもしれない。

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