ひとことでまとめるなら、必要とされたくてお世話する人。
メルセデスはなぜ世話を焼くのか?の話が多めです。
タイプ判定
9タイプ:2w1「奉仕する人」
本能サブタイプ:Sp「当然の権利」
成長のレベル:レベル5付近
タイプ9らしい一面が描かれている部分が多数存在するため、タイプ2かタイプ9かで悩むことになるキャラです。そんなわけで判定難易度はやや高め。
感情センターキャラに対して「問題となっていること」を指摘することが多い(例:タイプ3であるローレンツに対し、「自分の気持ちを無視している」と指摘)ので、感情センターであるタイプ2であると判定しました。
私はあなたを助けるためにいます
タイプ2の囚われ:「プライド」
他人の世話を焼くことを優先し、自分のことを後回しにしがち。自分の傷を認めたくない。
ハーモニーグループ:「楽観」
自分の問題を認めない。タイプ2の場合、相手に意識が集中する(「あなたには問題がある」)。
メルセデスの支援会話において、囚われと問題への対処の仕方がよくあらわれているのは対シルヴァンだと思います。

メルセデスの紋章の話をし…ていたはずが、突然メルセデスは「あなたはどうなのか」と聞き出します。(「私の話はもういいから」と言わんばかりに。)
この傾向は対ベレスのCなどでも見られます。「それより手伝えることはないか?」と聞いてきますが、このときベレスの選択肢には「ちょっと怖い」というものが…(ベレスに限らず、メルセデスのお世話を「怖い」と感じている人は他にもいます)。
メルセデスの支援会話に「メルセデスがお世話をする」内容のものがそこそこ多いのも、この囚われの影響かも。
—
ちょっと話がそれます。
先日質問箱に「闇を照らす系光属性聖女フレン、闇ごと包み込む系闇属性聖女メルセデス」というツイートを見たという話が届いたのですが、これもまた囚われに関連していそうな内容です。せっかくなので取り上げておきます。
フレンもまた(かなり微妙ではあるものの)タイプ2判定のキャラです。メルセデスのお世話はちょっと重いところがあります(ツィリルに怖がられるくらいには)。フレンの方はというと、あからさまなおせっかいはあまり見かけません。(このあたりはウィングの関係もありそうですが、成長のレベルの差の影響の方が大きめです。)
メルセデスの「あからさまなおせっかい」が「闇ごと包み込む系」と表現されている理由かと思います。
みんなの母親
タイプ2レベル5:必要とされるために、おせっかいを焼く。誰に対しても「母親」としてふるまう。他人に対してまとわりつくこともある。
根源的恐れ:人から必要とされず、愛されないこと
メルセデスがこの成長のレベルであることがわかる支援会話は対ツィリルと対フェリクスあたりだと思います。ともに「メルセデスが過剰なまでに世話を焼く」話です。
(※メルセデスの場合は「母親」というよりは「姉」と書いたほうがいいかもしれませんが、一応作中にセリフがあるので「母親」と表記させていただきました。)

フェリクスに対し、メルセデスが(面倒がられているにも関わらず)お世話を焼き続けたときの一言より。(メルセデスのことを「姉」と表現するセリフは結構ありますが、「母親」と表現したセリフはあまりありません。そのうちのひとつです。)
弟ことエミールことイエリッツァのタイプも関係ありそうですが、ツィリルに対しても似たような感じでお世話を焼いているので、「弟と似ているから」だけではない気がする…。(補足:イエリッツァの9タイプ判定はフェリクスの判定と同じ結果となっています。)
このレベルのタイプ2は、必要とされたいがゆえに必要以上に他者と関わろうとする傾向が。メルセデスの場合は「お姉ちゃんらしいことをする」という形で出ていることが多めです。
あと、対ベレスのCで「もっと自分を頼ってくれ」と言っていますが、これも「必要とされたい」からくるものと思われます。(手記の生まれ年が正しいものであるのなら、メルセデスは確かベレスより年上だったはず。ベレスに対してのこのセリフは、主にイエリッツァに対して見られる「お姉ちゃんらしいことをしたい」と同じ意味です。)
将来の夢
2w1の特徴:人の助けになることをすることで、愛を得ようとする。書籍曰く、教職や聖職などの仕事に就くことがよくあるらしい。
あと、メルセデスのタイプ2らしい一面があらわれているのが、将来の夢。

対ベレスAより。「人の助けになる仕事がしたい」。
書籍でタイプ2がよくなる職業がいくつかあげられていますが、それらを風花雪月の世界観に当てはめるのであれば、メルセデスのセリフのようになります。「メルセデスらしい」選択だと思います。
まとめ
自分のことを無視してでも人に世話を焼く。
人に必要とされたいがゆえに、「みんなの母親(お姉ちゃん)」であろうとする。
ざっくりまとめるとこんな感じです。