ひとことでまとめるなら、少しでも時間を無駄にしたくない人。
このタイプとしては非常に典型的。良い点についても、悪い点についても。
タイプ判定
9タイプ:5w6「問題解決者」
本能サブタイプ:Sp「孤立と蓄え」
成長のレベル:レベル5付近
かなりわかりやすい設定です。ひとりで「ああでもない、こうでもない」と考えている姿は非常に典型的なタイプ5。知性あふれる人である一方で、思考特化型ゆえの感情への処理の仕方が短所として出ます(そこがかわいいんだけどねリシテアは)。
このタイプは管理人的ツンデレと言われやすいタイプ第三位です(ちなみに第一位は4w3Sx、第二位は4w5Sx)。リシテアにもそう思われてもおかしくない描写がちらほら…。
知識のため込み
タイプ5の囚われ:「ため込み」
七つの大罪「強欲」から変質。危険だらけの世の中から身を守るため、自分の内に引き下がる。生活様式等にはあまりこだわらないが時間や知識に対しては貪欲になり、自由に使えるものは何でもため込もうとする。
この囚われゆえ、よくタイプ5は「時間がいくらあっても足りない人たち」なんて言われたりもします。
リシテアが知識をため込んでいる様子がわかるセリフがあるので、紹介。一年目のかなりはじめの方の散策から。

不安要素だらけの世の中から身を守るために少しでも備えたいのです。そのために、知識を蓄えます。
(リシテアが短命だからってのもあるだろうけど)時間についても同じ。「わたしには時間がない」「少しでも早く一人前になりたい」とよく言っているあたりに囚われの影響があらわれています。
有能であることを目指して
タイプ5の根源的恐れ:無力で、役に立たず、無能であること。
タイプ5の根源的欲求:有能でありたい。
自分の能力が確かめられたとき、根源的欲求が満たされます(初めての課題のとき「自分の力を試す貴重な機会……」と言っているあたりから)。「年下なのにこんなにできてえらい」と言われるのは根源的欲求が満たされていないのです(「年上である自分はもっとできる」と聞こえてしまうのでしょう。)。
その結果か、タイプ5には人に頼るのが苦手な傾向も。「子供っぽいから」だけでなくて、自分は役立たずだと思えてしまうから。そして、誰からも助けがないことに慣れてしまっているから(帝国から干渉を受けていたときの経験が影響しているかもしれません)。

結果、何でも一人でやろうとする人になります。そして失敗して、「わたしは結局何もできない」と余計に落ち込んでしまうのです。(※このあたりはラファエルの支援会話にある通りです。)
また、有能でありたいという欲求を抱えるがゆえに、まだ手付かずの自分に適した役割や専門能力(リシテアの場合は「魔道」)を探し求め、極めるようになります。
「魔道と言えば、わたしでしょう?」(指導のときに指導方針を提案してくるやつの台詞)なんかも自分の役割を極めたい傾向を示していますね。(※「専門分野を探し回った結果魔導を極めた人」がFEifのほうにも…。思えば彼も9タイプはリシテアと同じタイプでした。)
感情への不器用さ
通常の5w6の特徴:全タイプ中最も知性あふれる人。人を信頼することに問題を持ち、人間関係に問題を持つことが多い。感情の処理の仕方や表現の仕方を知っているようには思えない。
5w6キャラを語る上で欠かせないのがこの短所の話です。
風花雪月ではどちらかというとヒューベルトにこの傾向が強くあらわれるのですが、リシテアにもあらわれている部分があるので紹介しておきます。
リシテアの場合は、女神の塔と対ツィリル、対フェリクスあたりで見られます。あとかなり微妙だが対シルヴァンのBあたりも…?。 特に絆が深まってきた段階であろう支援Aでよく見られます。

対フェリクスAより。「素直にちょうだいって言えばいいのに」の直後ゆえにかなり目立ちます。リシテアも素直に言えばいいのに。
自分の気持ちをリシテア風に言うのであれば「子供っぽい」方法で表現してしまうのです。普段の落ち着いている知性の人との差が激しいので、「5w6キャラはツンデレ」だとか「ギャップ萌えかわいい」だとか言われる原因になります。本当は感情表現が苦手なだけなんだけどね…。
リシテアの表情差分が登場するときはだいたいこの傾向が出るときですね。
まとめ
時間や知識を少しでも自分が「有能」であると思えるものにつぎ込みたい。そのためにたくさん努力する。
一方で、自分の感情の処理の仕方はかなり下手。だがそこがかわいい。
ざっくりまとめるとこんな感じです。