このタイプをひとことでまとめるなら、自分をよく見せようとしている人たち。
フェルディナントとローレンツが似ていることにはなんとなく気づいている人が多いと思いますが、自分を「貴族らしい存在」にどのようにして見せるのか?に大きな違いがあります。
※ローレンツ関連部分を分割しました。改訂は後日行います。
タイプ判定
フェルディナント
3w4「専門家」 Sp
本能のサブタイプだけ違って、ほかはローレンツと同じです。成長のレベルはちょっと違いがあったりします(後述)。
本能のサブタイプについてちょっと説明しておくと、Spは「とにかく働きまくる(仕事中毒)」。()の中はドン・リチャード・リソによる別名。
同じタイプにローレンツがいますが、あちらはやや成長のレベルが低め。フェルディナントは第一部はレベル4(「競争心の強い地位狙い」)、第二部はレベル3(「優れた模範」)くらい。
第一部フェルディナント レベル4「競争心の強い地位狙い」
フェルディナントの成長のレベルは対ベレスの支援会話の流れで見るとわかりやすいので、ベレスの支援会話をもとに説明していきます。
自分が成功していることが全て。価値のある自分は成功している自分。
自分は優れた人物だと人に思われたい。注目されていたい。
他人が成し遂げたことによって、努力してもみなが自分に注目してくれないのでは、自分の影が薄れるのではないか、と思い始めます。
地位と成功を求めて他人(エーデルガルト)と比較。人より劣っていることを恐れています。人よりも一生懸命に働いて、努力します。自分のほうが優れている、と認められたいから。

(エーデルガルトのほうがすごい、と言われたあとの発言。)
フェルディナント―ベレス支援B 目覚めの注意信号
自分は前に進んでいるのかを常に意識し、どこか駆り立てられているタイプ3。
健全なタイプ3と通常のタイプ3の違いは、自分を集団の中で目立たせたい存在だと思っているかどうか。成功している自分にこそ価値があると思っているか。
成長のレベルはひとつ上のレベルの恐れを乗り越えることで上がると言われています。レベル3の恐れは「他の人に後れをとるのではないか、他の人たちより見劣りするのではないか」。この支援会話が発生しているときはこの恐れが現実のものになっています(他の人=エーデルガルト)。


(恐れが現実になることは壁になります。一方、その壁を乗り越えることで、より心が解放された状態、つまり健全なレベルが見えてきます。この支援会話はターニングポイントと言うべき支援会話です。)
第二部フェルディナント レベル3「優れた模範」
タイトルは「第二部」としていますが、正確には対ベレス支援Aあたりからです。
自分を磨く。自分をなりうる最高の存在にしたい。
有能で自信に満ちている。
他人が自分を向上させるように動機づけることができる。
壁を乗り越えて、健全になった状態。ひとまわり成長した感じ。
成功することだけを望むのではなく、自分自身を伸ばすことを求めるようになります。
そして、健全なタイプ3は自分自身だけではなく、他人も成長できるように手助けします。みな自分のように成長できる、と言わんばかりに。
まとめ
ローレンツ=貴族らしい存在を演じる
フェルディナント=貴族らしい存在になろうと努力する
成長のレベルから見る違いを超ざっくりまとめるとこんな感じです。