FE風花雪月キャラ考察―エーデルガルト、皇帝と少女の間で

当ブログの風花雪月カテゴリーはプレイ済みに向けて書いています。
結果、ほぼすべての記事においてネタバレを含んでおります。
未クリアの方はご注意ください。

ひとことでまとめるなら、まさにリーダーになるために生まれてきたような人。

闇に蠢く者の影響を強く受けたキャラの一人(闇に蠢く者が、自分たちに都合がいいように育てたと言っても過言ではないです)。闇に蠢く者がいなければ全く違う人になっていた可能性すら考えられるキャラでもあります。

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当ブログのキャラクター考察は、キャラの性格を作中の描写をもとに性格分析を用いて診断する「キャラクター性格診断」の視点から行っております(メインとして9タイプことエニアグラムを使用しています)。

原作にある描写の話のみをするよう心掛けていますが、たまに脱線することもあります。予めご了承ください。

簡易性格解説

エーデルガルトの性格を説明するうえで外せないのは「二面性」だと思います。(人気投票のコメントで「オンとオフがはっきりしている」とよく言われています。はっきりしているのは、二面性を持つがゆえと言えます。)

どんな二面性か、というと「攻撃的な一面と、穏やかな一面」です。

第一部なら、攻撃的な一面が炎帝で、穏やかな一面が生徒エーデルガルト。第二部であれば、炎帝が皇帝に変わり穏やかな一面は少女エーデルガルト(年齢的に少女と呼ぶにはややきついが、主題歌のタイトルが「フレスベルグの少女」であるため少女とした)。

普段は主に攻撃的な一面を見せ、穏やかな一面は隠す。一方で、穏やかな一面は近い人にしか見せない(近い人=味方であるときのベレスなど)。

また、幼少期経験(後述)の影響もあり、人にコントロールされたくないという欲求を持っていたり(というかかなり強かったり)もします。

第一部の場合、自分が関わっていることは、裏からコントロールしておきたい→炎帝の顔を使う。第二部の場合は、ヒルダのセリフにあらわれている?ものがあって

劣勢であっても、絶対に降参しない。誰かの傘下には入らない(ベレスが味方になっているときはかなり怪しいが、紅花のベレスはユーリス支援S曰く「女帝の寵愛を受けた臣下」という立ち位置らしい。やっぱりエーデルガルトが上である)。

コントロールされたくないがゆえに、人を信じることに問題を持ちやすい一面も。これについてはベレスには初対面で即バレています。

(結果、まず人を評価するようになります。「この人私のこと裏切らないよね?」と言わんばかりに…。心の状態が良くないとこの傾向がより強く出るようになります。)

その思想が生まれるまで―過去話より

※若干の推測が含まれます。

幼少期の経験は非常に重要。性格分析本では「幼少期に慢性的な虐待を受けていたら、より心を閉ざしやすい可能性があります。(※意訳)」なんて出てくるくらいです。

幼少期のエーデルガルトは、帝国から逃げたはずだった。(帝国から逃げてきたときは、アランデル公はタレスではなかったと思われる。レアと教会を憎んでいる闇に蠢く者が教会に多額の寄進をするだろうか?)

しかし、三年後(※推定)にアランデル公は闇に蠢く者・タレスとなった(おそらく、モニカがクロニエになったのと同じ感じかと)。

帝国に戻り、実験を受けることとなった(帝国の誰かに力を与えるために)。

闇に蠢く者からすれば、帝国の皇帝となる人に力があれば、それでよかったのでしょう。それがたまたまエーデルガルトだった。

誰も手を差し伸べてくれなかったから、自分で立ち上がるしかなかった。(自分が立ち上がれたから、ほかの人もできるはずと信じてる節がある気が。蒼月の「問答」あたりを見ていると…)

思想を持つきっかけですが、闇に蠢く者による影響が強いと考えています(闇に蠢く者の目的を考慮するのであれば、「エーデルガルトがそういう思想を持つように仕向けた」のほうが正しいかもしれない)。

闇に蠢く者がいなければ、エーデルガルトの身に紋章による悲劇が起きることはなかった。紋章の犠牲になることも、自分の力で立ち上がることもなかった。

(※アランデル公=闇に蠢く者について、詳しくはこちら:アランデル公について

成長と堕落の道~革命児と愚帝~

※以下、表に出している気持ちを「皇帝としての気持ち」とし、誰にも見せない内心を「少女としての気持ち」とします。

エーデルガルトの前には「成長する道」とストレスを受け「堕落する道」が広がっています。

成長すれば前者の「革命児」に。堕落すれば後者の「愚帝」に。

その二つの違いは何か?と言われると、「心が解放されているかどうか」。

ベレスが味方にならない場合、「皇帝としての気持ち」と「少女としての気持ち」の二つの方向が一致せず、それがストレスとなります。そしてそのまま堕落への道を歩んでいくことになります。

堕落の道

「皇帝としての気持ち」と「少女としての気持ち」が一致せず、「皇帝としての気持ち」を優先した例、つまり紅花以外のことです。

要するに、こういうこと(セリフは支援Bのものだが)。どんどんと心を閉ざしていき、最終的に自分以外は何も信じられなくなります。

エーデルガルトはどうしても過去話と性格の都合で「敵か味方か」を重視しがち。それゆえに「本当は味方であってほしい人が敵になる」というシチュエーションではストレスを抱えることになります。

銀雪・翠風では重症(イメージとしては、第二部のディミトリと同じくらいの状態)になる前に、ベレスに負けたことで退場します。

さらなる堕落の道

さてそんなわけで銀雪・翠風では退場したエーデルガルトですが、蒼月では退場前にさらなるストレスを受けることとなります。

アランデル公死去により味方集団をさらに失うことになります。

最終的にアランデル公もとい闇に蠢く者と戦うつもりではいる(紅花参照)、でもまだその戦いに挑むときではないから、味方にしておく。その味方?が残党除いてほぼいなくなった、これから帝国軍一つで戦っていかないといけない。

(全員スカウトしている状態なら、このときエーデルガルトの味方と呼べる人はヒューベルトとMOB兵士くらいしかいないんじゃないかな…。)

あと個人的に注目してほしいのが、ベレスの呼び方。

たとえ敵対しても、銀雪・翠風では最期まで「師(せんせい)」でした。

この「それぞれの覚悟」以降、エーデルガルトのベレスの呼び方は「先生」になります。

…あと、覇骸に手を出すのもこの章ですね。

自分に味方してくれる存在は減った。尊敬していた人は、自分の味方をしてくれず敵になり、自分の味方を斬った。その結果か、「どんな力を使ってでも、自分の身を守りたい」という思いが強くなったのでしょう。

覇骸エーデルガルトは「闇堕ちエーデルガルト」と言っていい存在です。

(ここからベレスの呼び方が変わるのは味方の死亡と無関係ではないと思います。自分の味方が減ったことによりエーデルガルトはさらにストレスを受けた結果かと。)

補足:闇に蠢く者について

アランデル公が闇に蠢く者である、というのは紅花のヒューベルトのセリフの通り。

味方ってよりは、クロードのセリフの通り「ただ利用していただけ」。だが、エーデルガルトの「覇業」のためには必要な力。なぜなら、闇に蠢く者たちはセイロス教に対して強い復讐心を持っているから。イメージとしては…今のところの敵は共通だから、一時休戦して共闘しようぜ!って感じ。

堕落の果てに

(蒼月エンディングの話。ちょっと暗めです。)

第二部のディミトリと同じくらいの状態まで堕ちたエーデルガルト。

自分のまわりからどんどん人が消えていく。人が離れていく。

アランデル公も、ヒューベルトも死んだ。まわりに味方はもういない。

自分以外は誰も信じられなくなっていく。でも、自分の身は守りたい。

「自分を傷つけない人間はいない」

幼少期に深い傷を負っているがために、より強く思うように。

かつて尊敬した人や昔親しかった人に対してさえも、反射的に暴力を振るう。自分の力を維持するために。最期まで誰かに屈しないために。

成長の道

さてここまで堕落の話ばかり話してきましたが、成長の話もしておきます。

「皇帝としての気持ち」と「少女としての気持ち」が一致した例、つまり紅花のことです。

ベレスが味方となり、やっと人を信じられるようになった。

このことはベレスがもたらした大きな成長だと思います。(事前情報なんかでも「ベレスを信じていい人だと思ってくれるのだろうか」と書かれていたような。)

自分の隣にいてくれる人と解放された自由な心を手に入れ、英雄となる道を歩む。

性格分析で見るエーデルガルト

※ちょっと難しめです。少し海外ネタもあります。

16タイプ:ENTJ(16 Personalitiesでは「元帥」)

9タイプ:8w9

成長のレベル:レベル5→(紅花EP12)レベル4→(紅花)レベル3、またはレベル5→(紅花以外)レベル6→(蒼月のみ)レベル7

ひとことでまとめるなら、「リーダーになるために生まれてきたような人」。

少し8w9判定の理由でも説明しておきます。海外では9タイプについて、1w2派が多めなので。

※風花雪月で1w2に該当するキャラはイングリット(かなり典型的)あたり。

タイプ1とタイプ8は同じ本能センターかつ、ともにリーダー適正がある、と結構迷いやすいタイプだと思います。

似ているタイプの違いは不健全になったときを見てみるとわかりやすいです(これは書籍にも書かれています)。ここではタイプ1判定かつかなり典型的な不健全落ちをする第二部のディミトリを比較対象とします。(※風花雪月は不健全が出てくる回数はあまり多くないので、不健全になったときを見て比べる方法はここくらいでしか使えません。)

タイプ8の場合:力は正義。どんなものを使っても自分の身を守る。

タイプ1の場合:自分こそが正しい。絶対的なものに従う。

もしタイプ1であれば、自分の正義的な何かに従っているはず。(かなりわかりやすいのが蒼月のディミトリで、死者の声に従っている。)

蒼月のエーデルガルトは、ディミトリの死者の声のような絶対なものに対して従っている感じがしません。その代わり?に、禁断の力的なものに手を染めてでも負けたくない、自分の身を守りたい、というイメージが強いです。(あと、力は正義的な考えもちらほら見受けられる)

…というわけで、タイプ8としました。

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かな

キャラクター性格診断と作品考察をメインに取り扱っています。なんだかんだでタイプ4のキャラの話をしているときが一番楽しい。
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