FE風花雪月キャラクター考察―ディミトリ・イングリット

当ブログの風花雪月カテゴリーはプレイ済みに向けて書いています。
結果、ほぼすべての記事においてネタバレを含んでおります。
未クリアの方はご注意ください。

今回は青ルートのディミトリの話がメイン。第一部と第二部で別人のように見えますが実は性格はほぼぶれていなかったり。この記事の中ではイングリットはたまに出てくるくらいです(実はこの二人は似た者同士)。

他のタイプ1キャラ、ギルベルトあたりに通じるところも多いです(今回は深く取り上げませんが)。

力と戦車のところもなんか判定に頼ってたので補足の意味も込めて。

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当ブログのキャラクター考察は、キャラの性格を作中の描写をもとに性格分析を用いて診断する「キャラクター性格診断」の視点から行っております(メインとして9タイプことエニアグラムを使用しています)。

原作にある描写の話のみをするよう心掛けていますが、たまに脱線することもあります。予めご了承ください。

タイプ判定

ディミトリ

1w9「理想主義者」

イングリット

1w2「擁護者」

同じタイプ1「改革する人」ですが、微妙に違います。

(タイプ1の特徴については成長のレベルを説明しながら見ていきます。成長のレベルで大きく変わるためです。)

二人ともタイプ1としては非常に典型的。エニアグラムの話をしているはずなのに、ただストーリーや作中のセリフまとめてるだけじゃないかって思えてくるくらい。

1w9と1w2の違い

1w9は抑えようとする方。感情を表に出すことは少ない(抑え込んでいる)が、思いやりがある。怒りは1w2よりは見つけにくいです(抑え以下略)。人間関係を避け、一人でいたがったりする傾向もあります(場合によっては引きこもりに…)。あれ、なんか後半タイプ5っぽいな。

(タイプ1がよく使う言い回しに「~せねばならない」「~すべき」がありますが、この言い回しがよく見られるのは1w2よりは1w9。管理人的には風花雪月で一番「ねばらならい」を使っていたのはディミトリだと思います。)

1w2は人に教えようとします(人に忠告したりすることも多い)。ただ、人がそれをきかなかったりするとイライラしがち。世話好きで面倒見の良いキャラがこのタイプであることが多いです。

(イングリット・イグナーツの支援会話のイングリットに対しての発言。1w2の特徴を簡単にまとめると、まさにこんな感じです。覚醒知ってる人へ、ルキナが同じタイプなのでルキナを思い浮かべるとわかりやすいかと。)

タイプ1キャラが他タイプのキャラからよく言われるのは「堅物」「もう少し肩の力を抜け」「表情が硬い(もっと笑ったら?)」。すべて支援会話で触れられている内容なので、気になったら探してみてください(イングリット、ディミトリともに見つかります)。

成長のレベルと囚われ

イングリットはレベル5くらい。

ディミトリは動きが激しいのでグラフにしてみました。

横軸はEP(ストーリーが進むほど右へ)、縦軸は成長のレベル(一番上が1、一番下が9)。

(蒼月のみプロット。ちなみにEP17までは全ルート同じ動きです。)

ざっくりまとめると数字が1に近づくほど「成長」、9に近づくほど「闇堕ち」です。

この成長のレベル(発達の諸段階)は囚われ(各タイプを特徴づけるもの)にどれだけ囚われているか?の尺度。

タイプ1の囚われは「怒り」。レベルが低ければ低いほど「怒り」にしばられているととらえることもできます。

「怒り」はタイプ1にはつきものです。作中でもたびたび出てきます。…あ、ディミトリについては「ねばならない」の頻度にも注目。会話ログのスクショ1枚に「ねばならない」が2回使われていたことがあったりもします。

EP0~8 レベル5「規律正しい人」

以下は「成長のレベルの視点からディミトリを見ていこう」という話になります。

規律正しく、自制することを望む。礼儀正しい。

間違えることを恐れる。

衝動と欲望があることを理解していて、(押さえつけることで)それらから世界を守っている。

EP7くらいまで。普通の状態。

自分に厳しく、高い理想を追い求めている人。一方で自分の意見に固執しがちという欠点を持っています。

このレベルで注目したいのは「衝動と欲望を抑えることで、自分の熱情から世界を守っている」点。「もし解き放って欲望のままに行動したら世界は滅ぶ、だから触れてはいけない。」と考えています。このレベルでは罪に堕ちることを恐れています。

(健全から通常のタイプ1の「よくある特徴」として不正を嫌い正々堂々としている、というものがあります。このあと見ていきますが、これが不健全になるとより「徹底的」になります。)

EP8~11 レベル6「善悪で判断しがちな完璧主義者」

すべてに対して見解を持っていて、真理として持ち出す。自分が全ての答えを持っている。

自分はほとんど何も知らないことに対して断定を下す。

EP8の途中~11くらい。

別名の通り、「善か、悪か」で見ようとします。これは正しい、これは間違ってる、といった感じに。そこにグレーは存在しない模様。

このあたりからとげとげしくなり、礼儀正しくに加え「完璧でなければならない」と感じ始めるようになります。批判的になっていきます。

自分の理想は絶対に正しいと信じています。

(ここで上の選択肢、つまり炎帝=外道を否定すると支援値が下がります。自分は絶対に正しいと思っているためと思われます。)

EP11 警告信号―レベル6からレベル7へ

一応通常のレベルである6と不健全なレベルである7の間には大きな差があります。

レベル6からレベル7に落ちるときにあらわれる兆候となる恐れがあり、警告信号と呼ばれています。

タイプ1の場合は、「自分の理想が実際には間違っていて、逆効果であること」。

理想「ダスカーの悲劇にかかわってた奴らや炎帝は外道、エーデルガルトはおk」→現実「炎帝はエーデルガルトでした」。理想が間違いであることが証明されてしまった。

その結果、レベル7に落ちることとなります。

不健全状態を見ていく前に、簡単に1w9不健全の特徴をまとめておきます。

他者の悪事について取りつかれたようになる。

自分の理想という名目で与える苦痛を理解していない。そのため、他者に害を与えることになる。

EP12~17 レベル7「不寛容な人間嫌い」

厳格で不気味なものとなった理想のためには絶対に妥協しない。

怒りの感情のみが残る。復讐心が動機づけはじめていても、許すことができない。

すべてを絶対から見ようとし、例外はない。不完全さを根絶しようとする。

心を閉ざす。厭世的かつ独善的に。

だいたいEP12~17のとき。

このレベルはストレスがたまってきて心が苦しい状態です。

EP11で「炎帝は外道、エーデルガルトはおk」は誤っていると証明されてしまったが、許すことができない。(結果、炎帝は外道、エーデルガルトも外道に。)

絶対なもの(ここでは死者の声あたりだろうか?)に従って生きるようになります。自分の人間性を否定しはじめるのもこのあたりから。

これまでは自分に厳しく、他人にも厳しくだったはずのタイプ1が、自分は絶対正しいけど他はダメだから厳しくしないと、になります。自分の意見を正当化しようとします。

(どうやら、他者から見ても人間性の否定はわかるらしい。)

(余談)

レベル7の説明文に

まだ生まれぬ胎児を守るために、大人の生命は奪われてもいい。

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム pp.519

という例が出てきます。(タイプ1が発言することがある例として)

これを、少し書きかえてみました。

死者に報いるためであれば、生者の生命は奪われてもいい。

EP17 不健全からの復活

一度不健全のレベルに落ちると自力で通常のレベルに戻るのはほぼ不可能と言われています。人の助けを得る必要があります。そのためか、専門書では「レベル6から7に落ちかけている人は専門家に相談した方がいいよ」と書かれていたりもします。

創作において、一度レベル7に落ちたキャラが通常のレベルに戻ってくるときはたいてい手をさしのべる人がいます。逆に、さしのべる人がいない場合はどんどんと落ちていきそのまま退場するケースが多いです。(自力で戻ってくるケースは皆無と言っていいです)

察しがつくと思いますが、今回の場合「手をさしのべる人」はベレスです。

(タイプ1は自分に厳しすぎるところがあり、他が許していても自分が許せない、となりがちです。ギルベルト―ハンネマンの支援会話あたりを見るとよくわかります。)

EP18~22 レベル3「節操の高い教師」

一度不健全を経験したキャラは、健全に向かい始めることがあります。ベレスに救われたあとは健全のレベルにあたるレベル3の状態に入ります。

自分の信念を表明し、理想的な生き方を伝える。

他者を公平に扱うために、個人的な感情を挟まないようにする。すべての人のために正義にかかわる。

このレベルでの欲求は「自分の良心と理性に従って行動したい」。正しくありたいだけでなく正しいことをしたいと願うようになります。

このレベルをひとことでまとめるなら、「使命感にあふれた公平公正で信頼でき尊敬できる人」といった感じでしょうか。

(EP18より。「個人の感情を挟まない」に関するセリフも少しあとのEPから見つかります。)

他者から見たタイプ1の健全化

リシテアのセリフに不健全から健全に成長したタイプ1をよく表しているものがあったので、紹介します。

(ここでの彼は言うまでもなくディミトリのこと)

成長のレベルが違う人、特に不健全状態の人と通常状態の人は同じタイプであっても別人のように見えます。

人間性を否定していたレベル7から健全になったので、はたから見ればこんな感じに見えると思います。昔に戻っただけではなく、一歩成長して帰ってきました。健全なタイプ1は人間的でありながら正しいことをしようとします(人間的、が大事)。

あともうひとつまわりの反応で大きな変化があるとすれば、健全に入るとフェリクスが「猪」と呼ばなくなります(名前で呼ぶようになります)。

イングリットとレベル7―タイプ1の4分裂―

ストレスを抱えると、他のタイプの特徴が出るようになります。これを分裂と呼びます。(タイプ1の場合は、4に動きます。)

規則に厳しく抑えているタイプ1が4に動くと、気分が変わりやすく、わがまま勝手になります。

レベル7で4に分裂すると、こうなります。

激しい怒りを抑えるために、うつ状態になる。

不健全なタイプ4のようにふるまい始める。

イングリットもレベル7まで落ち、かつ4に分裂していたことがあるように思います。時期はグレンが死んだあとくらい。

(この「引きこもっていた時期」が4に分裂したタイプ1のレベル7に該当します。1が4に分裂するのは、「自由になりたい」という思いのあらわれともとれます。)

余談ですが、不健全なタイプ4は引きこもることが多いです。テイルズオブエクシリアの彼とか。

三人のレベル7

ディミトリは蒼月序盤でレベル7を経験することとなります。(ベレスにより復活します)

イングリットは作中ではほぼレベル5付近ですが、一度レベル7を経験しています。そのためかレベル7のディミトリについてこんな発言をしていました。

(理解できないと言っているキャラもいる中でイングリットが理解できるのは、かつて自分が経験したことがあるからでしょう。かつての自分と同じだと思っているのでは。)

蒼月エンディングでのエーデルガルトのレベルは7(つまり、だいたい蒼月序盤のヤバかったころと同じ)。蒼月序盤のヤバかった自分とエーデルガルトが重なった…のかも。健全なタイプ1は自分を手本にして教えようとする傾向があります。

エーデルガルトはタイプが違う(ただ、海外では1w2とする説が有力だったりはする)ので同じと扱うことはできませんが、「似たような状態である」ことは確か。

エーデルガルトはなぜ救われる道を選ばなかったのか?その主な原因は幼少期の実験であると考えています。…詳しくは、エーデルガルト編で。

支援会話の組み合わせ

4話ある組み合わせだとか、別学級組だとかを中心にまとめてみると、こんな感じ。

マリアンヌ、メルセデスはともに1をサブに持つタイプ(マリアンヌ9w1、メルセデス2w1)。

他の人たちについてはタイプ1と統合・分裂でつながっているタイプが多めです。

特に成長先となるタイプ7(アネット、クロード)との支援会話については、タイプ1の欠点を指摘されるシーンがあったような。

特にイングリットはタイプ1とつながっている4と7の全生徒キャラに対して支援会話を持っていたりします。

まとめ

白雲青ルート→蒼月ルートを

タイプ1の囚われである「怒り」

に注目して読み直してみると新たな発見があると思います。ぜひ試してみてください。

※マリアンヌとの支援会話と銀雪ルートのディミトリについては別記事「銀雪ディミトリと対マリアンヌ支援」で公開しました。

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