ひとことでまとめるなら、楽しいことのために頭を使い続けている人。
ぱっと見いい加減に見えますが思考センターのタイプで、最大の特徴は頭の回転の速さ。
一方でじっとしていることが苦手という欠点も持っていたりします。
※もともとクロードと同じ記事でしたが、リメイクの際に分割しました。
タイプ判定
9タイプ:7w6「エンターテイナー」
本能サブタイプ:So「好機を逃したくない」
成長のレベル:レベル5付近
追従型(いい子であろうとする)と遊離型であるタイプ4(自分らしくあろうとする)が大多数を占める青学級の中で、唯一の自己主張型。黄学級にいそうなイメージが強い人もいるかも。
成長型の主人公に多いタイプです。(FEではあまり見かけませんがゼノブレイド2のレックスなど典型的主人公キャラの多くがこのタイプです。)
一方で紋章に対応するアルカナ「女帝」の逆位置の意味に「タイプ7の根源的恐れ(激しい痛みと手痛い喪失)」が出てきたり、作中でもたびたび「恐れ」の描写があったりと「恐れ」とは切っても切り離せない関係があったりもします。
※今回は対ベレスの支援会話に大事な要素が多いので対ベレスの支援会話の話がやや多めです。
人を楽しませる主人公気質
7w6の特徴の簡易まとめです。
7w6通常の特徴:元気で陽気、明るく前向き。社交好きで、周りを楽しませようとする(みんなで楽しもうとする)。一方で、強い不安に悩まされたりたくさんのことに手を出し過ぎて注意力が散漫になることもある。
「典型的な主人公」に求められる多くの特徴がこのタイプの特徴と一致しています。このタイプの主人公が多い理由ですね。
創造的でユーモアのセンスがあることもあるそう。アネットの場合は、歌のセンスかも?(忘れてほしいと言いながらきいた人…ここではフェリクスとクロードか…は忘れられないという。後世に残った場合歌詞はどこかの時代で変わったらしいのでメロディに関しては、だろうか。)
本当に、充実してる?
対ベレス支援より。

アネットを動かしているのは「よりよいものが他の場所で手に入るのではないか?」という気持ちです(そのためにはたくさんのことに手を出すし、未来の可能性のために選択肢を残しておこうとする)。書庫で調べ物をすれば新しい知識が手に入るし、魔法の練習をすればよりよい魔法が手に入るといったように。
この支援会話の一節でも、「今が一番充実してる」と言いながらも、次にはすぐ新しいものに目が行っています。
タイプ7の囚われ:「貪欲」
新しく刺激的な体験を詰め込むことで、内面の空虚さを埋めようとする。
タイプ7のセンター:「思考」(頭・不安)
不安から逃れるために、動き続ける。何もしていないことが不安になる。不安が浮かび上がってこないように、ずっと頭を動かしている状態。
頭の回転は速い(し、物覚えもいい)けど、それを全部不安から目をそらすために使っています。ずっと忙しい状態にすることで、不安に頭が行くのを避けている感じ。

たくさんのことに手を出し過ぎて、注意力が散漫になって(あれもこれもと気が散っている状態)、皿を割ったり花瓶を落としたりします。たくさんのことに手を出していますが、ひとつひとつにはきちんと手が回っていない状態です(「たくさんのことをただやっているだけ」とよく書籍に書かれています)。
対ベレス支援Aにもある通り、手を止めようとすると、何をしていいのかわからなくなったり休もうとしない状態(対ヒルダ参照)になります。

休むためにじっとしても、落ち着かない。休もうとしても、何もしていなくても、頭が動いてしまう。何か(勉強か、楽しいことか、それとも新作の歌か?)を考えてしまう。
タイプ7の持ち味:幸せで、自然体で、多才。
どこか無理しているようなわざとらしさなく楽しそうにしていること。アネットが本来持っている「長所」ですが、このときは「休むこと」に目が行っていて見落としています。
(詳しい話はベレスの話をしたときにした覚えがありますが、ベレスの選択肢って9タイプ視点で見るとすごいものがいくつかあるんですよ…そのうちのひとつがこの「自然体が一番」だったりします。)
推測:なぜアネットはこのようなキャラになったのか
タイプ7が子供時代に無意識に受けたメッセージ:「どんなことでも人に頼りすぎるのはよくない」

FE風花雪月におけるもう一人のタイプ7生徒、クロードとの共通点。それは、過去話の構造が実はよく似ていること。
アネット:親は何でも一人でやりなさいと言った。(上記スクショ参照)
クロード:親は放任主義。頼れるのは自分だけと信じた。
共通しているのは最終的に「自分で何でもやること(つまり、人に頼らないこと)」を親から学んでいる点。
アネットはどうしてこうなったのか?その原因はこの言葉を言ったドミニク男爵の影響も少なからずあると思われます(そして元をたどれば最終的にはギルベルトのところにたどり着く)。
まとめ
楽しいことや新しいことに目が行く。
たくさんのことに手を出すがひとつに集中することが苦手で、注意力散漫になる。
ざっくりまとめるとこんな感じです。