別作品の考察に使った部分があるのでいつかやる予定だったんですが、ザレイズの方で動きがあったのでこの機会にやらせていただきます。(その影響もあり決戦魔鏡のあたりがメインになったので「決戦魔鏡実装記念」とでも思っていただければと思います。)
※なぜ判定したのかの話があるため一応タイトルは「キャラ考察」としていますが、「決戦魔鏡のシーンはどうして選ばれたのか」の話をしたかっただけなので他のキャラ考察に比べると内容はやや薄めです。
判定結果
16タイプ:INTP(ENTJとされることもあるが、テイルズオブシリーズにおけるINTPの典型例としてあげられることが多い)
9タイプ:5w6「問題解決者」(序盤若干w4っぽいところもあるが、より5w4と呼ぶにふさわしいキャラが別にいる&科学的なあたりからw6と判定。)
トライタイプ(一応判定してみた):2-5-8「戦略家」あたり
(T2→主に魔導器絡みだが愛情の話が多い、エステル関連などから。T5→メインタイプ。T8→サブイベのデデッキに対するアレやカロルへの八つ当たりなどから。)
参考:VIVAテイルズオブマガジン特別号(以下ビバマガと記載)、テイルズオブヴェスペリア公式シナリオブック
判定に至るまで
わりとNT系のT5にはよくある頭いいキャラ・学者設定(他例:テイルズオブジアビスのジェイドなど)なのでイメージだけで判定しても割と何とかなってしまったりしますがそれだとわかりにくいキャラが来たときに判定に困るので判定材料を並べておきます。
・ところどころで見られる「バカっぽい」など(序盤によくみられるちょっとレベル6よりな部分)
・魔導器以外信じられない(「人に対する警戒心は解けないでいる」という形ではあるが専門書に記述あり)
・考え事をしているときに話しかけられたりすると「邪魔するな」となることが多い(レベル5の欲求に記述あり)
・健全(レベル3より上)と通常(レベル4~レベル6)の違い
ヴェスペリアキャラ全体に言えることですが成長前と成長後の差が激しいので、序盤は分裂ととるとトライタイプも相まってタイプ8と判定できてしまったりもします。(カロルなど分裂している場合分裂がはっきりわかるキャラが多い&リタは序盤と終盤を比較するとカロルほど大きな変化がないため分裂なしと判断しました。)
過去話は外伝中心になってくるため触れにくいのが悩み。あとタイプ5だと判定したうえでの話になりますがタイプ8への統合については起きていそうな気も。
リタの旅路(成長のレベルの動き)
成長のレベルの動きは、だいたいこんな感じ。
加入時:レベル5~ちょっとレベル6見えかけくらい
(レーヴユナイティアなど外伝作品ではだいたいレベル5付近であることが多め、ちなみにザレイズは第三部につきレベル2。ものによってはレベル6付近で描かれていることもあり、その場合はジェイドを通り越しテイルズオブジアビスのシンクによく似る。)
第一部:レベル5→4
(エステルと呼ぶようになったあたり。確信が持てないのが悲しい。)
第二部中盤ごろ:レベル4→3
(中盤にレベル3に上がったことが明らかにわかる変化があるため。)
第三部(精霊誕生後):レベル2
(レベル3→レベル2に関する推測:理論を完成させたこと。ちょうどユーリ落下中の間に起きた出来事が関わっていそうなためここと言い切れないのが悲しい。その後の台詞やできごとからレベル2になったことは確定。)
ここの台詞が専門書にこういう記述があっていまはこのレベルで―というタイプではなく、「なんかちょっと変わった?→あれ、よくみたら一個上の段階の恐れ克服してて成長のレベル上がってるじゃん。」という感じなので、ここのセリフがタイプ5の特徴に―というよりはこの恐れいつ克服してたの?という話が多めです。
リタとタイプ5の各レベルでの恐れ
※各レベルでの恐れは「かた(http://mallmall.fc2web.com/enneagram/en_list5.html)」より。
レベル4:他の人たちは自分にあまりにも多く求めすぎるのではないか 内面の世界が脅かされるのではないか
→外伝作品で取り上げられやすい部分で、特にレーヴユナイティアの好感度会話に非常にわかりやすいものがある(親切すぎて気味が悪い、どうせ裏があるに決まってる)。原作では序盤の「エステルは自分のことを助けてくれた・エステルと呼ぶようになった」あたりから見られなくなるためここでレベル4になったと判断。ビバマガにも記載があるが、「ここからリタが変わっていった」のがポイント。
レベル3:貢献に値するものは何もないのではないか(準備できていない)
→ミョルゾのあたりに克服したことがわかるものあり。このことからレベル3=健全になったと判断。
レベル2:自分の洞察力は生きるための方向づけには十分なのではないか
→精霊が誕生したあたりの状況から、レベル2になったと判断。
リタ(とジュディス)の健全入りについて
リタが健全になったのは時期的にはテムザ山~ミョルゾ突入前くらい。同タイプに分類され(ISFP5w4)、ちょうど同じ時期に健全入りするのでジュディスの話も少し。
専門書要約:タイプ5の健全と通常の違い。
健全なタイプ5は、知識を活用する。通常のタイプ5は、知識を追い求める。
レベル3において:タイプ5は隠し立てをしない。
レベル4において:ずっと準備している状態で、やってみようとしない。(※終盤のジュディスのクリティアモブに対する台詞にこのことを言ったものあり。)
同じくタイプ5のジュディスの健全入り(レベル3)もこのあたり。自分が知っていること(ジュディスの場合は主にクリティア絡み、リタの場合は魔導器絡み)に対し、それをどうするか?を見ていくとわかりやすいかと。リタの場合、知識は「公式(研究目標)を追い求めるためのもの」なのか、「仲間(特にエステル)のために役立てるもの」なのか。
成長があった後でのリタの最初の見せ場(でかつ、成長したことがわかるシーン)、となるとちょうど今回決戦魔鏡に選ばれたシーンあたりになります。
この知識をどうするかの違い以外…だと、通常のタイプ5ではよくみられる人とのかかわりを避ける傾向についても一応解決したことがわかります(ジュディスの台詞より)。
おまけ:決戦魔鏡の話+エステルの話
ユーリとエステルは最終決戦でいかにも決戦っぽい感じで、他のキャラも終盤のシーン多いのになぜリタは中盤(それも雑魚戦)なのか?→おそらく「中盤にレベル3に上がったことが明らかにわかるセリフ」が選ばれたシーンのそれであるため。選定としては別キャラで言うところのオーバーレイ魔鏡・通常魔鏡に近いと思います。(別キャラ例…例えば同じくヴェスペリアよりカロルの場合、成長のレベル上がったのが確認できたシーン、となると通常魔鏡のあたりになります。)
ほか、エステルの魔鏡について。
エステルの成長のレベル:最初レベル5で途中でレベル3+統合。
レベル3+統合が明らかになったセリフ→「私はまだ人として生きていたい」
というわけで、今回の決戦はともに「健全になったことがわかるシーン」がモチーフだったりします。
…エステルの話は、また気が向いたらやります。(こちらも別作品の考察に使った部分があるため。)