せっかくなので「エニアグラムの各理論」をキャラクターに適用させるときに何が起こるかまとめてみようと思います。
用語そのものの説明はここではしません。「ひよこくんとふくろうくんのエニアグラム」などエニアグラム専門サイトをご覧ください。
子供時代のパターン(親への定位)
幼少期に何があったかといった描写がある場合「子供時代のパターン」を満たしていることがある。絶対満たしているとは言い切れないが。
「父親の影響を受けやすい」タイプがファザコンになりやすかったり、「母親の影響を受けやすい」タイプが母親のために動いていたりする。
描写があるかないかに左右されやすいが、描写がある場合は結構よく使う。これだけでタイプが確定することもある。
囚われ
出てくる場合はそのキャラを特徴づけるものになっていることが多い。
作品によってはキャラの「囚われ」が作品全体のテーマになっていることも…。
これだけでタイプが確定することもある。
発達の諸段階(成長のレベル)
キャラクターが成長すれば数字が小さくなり、ストレスを受けると数字が大きくなる。
作品によってはこの「発達の諸段階」に大きな特徴が出ていることもある。
キャラの成長から改心、さらには闇堕ちまで説明できるようになる。おそらくこれがあるとないとで判定が変わってくるキャラは結構いる。
ただし、人によっては病む可能性もあるので、やや人を選ぶ部分がある。
統合と分裂(成長とストレスの方向)
発達の諸段階とほぼ同様。特に不健全になったとき分裂の方向のタイプの特徴が出ていることがよくある。
恐れと欲求
たいていはこれを見ながらタイプ決めをすることになる。
作品によってはそのキャラのタイプの「恐れ」になっていることをそのままぶつけられていることも…
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センター
組み分けでよく使うであろうものそのいち。
バランスよく分布している作品もあるが、特定のセンターに偏っている作品も見られる。ものによっては感情センターのキャラが不在なんてことも…。
特に感情センターの「敵意」、思考センターの「不安」はよく描写される。
ホーナイ分類
組み分けでよく使うであろうものそのに。自己主張(3,7,8)、追従(1,2,6)、遊離(4,5,9)のこと。
たいていはバランスよく分布しているが、作品によっては自己主張に偏っていたり、遊離が少なかったりなどもある。
同じグループのキャラはどことなく「似た」キャラに見えることもある。
ハーモニーグループ
楽観(2,7,9)、合理(1,3,5)、反射(4,6,8)のこと。
あまり出番はないが、出てくるときもある。
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本能のサブタイプ
実は重要。ただ、これを加えると「細かくなりすぎる」のでどこまで考慮するかは作品等にもよる。
同じタイプだけど別人に見える現象を説明できるようになる。
最近出た「エニアグラム【実践編】」に各タイプの本能サブタイプ別解説がのっていたので近いうちに「どれが優位か」だけでも判定したい…。